大手ITがリーダー育成を依頼! 飲食業を「最強のビジネス現場」に変える人材教育とコンディション経営【やきとん木々家】


飲食店において、スタッフの教育や人材育成は、多くの経営者が頭を悩ませる大きな課題です。
しかし、池袋を中心に展開する「やきとん木々家(はやしや)」に参画し、組織をV字回復へと導いた小島有史さんは、自社のスタッフ育成にとどまらず、大手IT企業や美容業界などからリーダーシップ研修を依頼されています。
飲食業を「最強のビジネス現場」と位置づけ、社会で活躍できる人材を輩出する裏側には、一体どんな戦略が隠されているのでしょうか?

飲食業は「最強のフィールド」。他業界へリーダーシップを伝える理由

小島さんが外部へ向けて行っているのは、サイバーエージェントなどの企業に対する「リーダーシップ研修」です。
リーダーシップを「なんとかする力」と定義し、そのために必要な「影響力」を持ったリーダーを輩出することをテーマにしています。
なぜ飲食業界の人間が他業界へ研修を行うのでしょうか。

【小島さん】
「食という仕事は本当にすごいので、もっと広めたいし伝えたいんです。食の現場からお客様の口に運ばれるまでをリアルに体験してもらう。飲食というフィールドの方が伝えやすいし、最高の人生にするためのフィールドとして一番いいと思っています。」
飲食業界以外の人たちに飲食のリアルな凄さを知ってもらい、最高な人生にする人を増やすことが最大の目的だと言います。

思いを伝える最大の武器。運動神経としての「声」

リーダーとして影響力を持つために、小島さんが最も重要視しているのが「声」です。

【小島さん】
「いらっしゃいませという言葉も、相手に届くように喋らないと無いに等しいです。伝えたい思いが伝わる1番重要な要素は声だと思っています。」

声を出すことは「自分を思い通りに動かせる」という意味で運動神経と同じだと言います。
ただ大きな声を出すだけでなく、カフェのように落ち着いた声や、居酒屋のような活気ある声など、あらゆるシチュエーションに対して声をチューニングできるスキルが、コミュニケーションにおいて不可欠になります。

「小島塾」が教える、社会で活躍できる人材への第一歩

こうした教育は、自社のアルバイトスタッフにも向けられています。
アルバイトの中から選ばれたリーダー的な存在(トップランナー)を集め、「小島塾」という取り組みを始めました。

【小島さん】
「彼らを社会に出た後も影響力があり、活躍できる人材にすることのみを考えています。初回は『1万人の自己紹介があった時に、印象に残るたった1人になる』というテーマで、自己紹介だけで3時間ずっとやりました。」

飲食業界で働いたからこそ、社会で活躍できる未来が作れたという人材を増やしたい。その熱い思いが、独自の教育プログラムに込められています。

バイタリティの源泉は「コンディション」。心身一如の経営術

多岐にわたる活動を支える小島さんの圧倒的なバイタリティは、どこから来るのでしょうか。
その答えは精神論ではなく「体のコンディション」にありました。

【小島さん】
「心と体じゃなくて、心は体なんです。影響力やリーダーシップを武器に周りにいい影響を与えるなど、結果を左右する立場にいる人は、絶対にコンディションを整える必要があります。」

血糖値のコントロールや運動習慣、正しい姿勢や呼吸など、体のコンディションが極めて良いからこそ、常に全力が出せると言います。
会社としても、体を整えるためのジム代などを補助する「フィジカル手当て」を導入し、スタッフのコンディションづくりを支援しています。

安定を打ち破る「ガチ」な姿勢が、最高の人生を生む

かつて、業績が回復し安定期に入った際、「何も起こらなくなった」と停滞感を感じた時期があったと言います。
しかし、メンバーからの「もっと好きなことをやってほしい」という言葉をきっかけに、仕事も趣味も家族も健康も、人生のすべてに対して「ガチ」で向き合う姿勢を取り戻しました。
飲食という現場を最強の学びの場に変え、体のコンディションをベースに全ての物事に全力で取り組む。
この熱量とロジカルな人材教育こそが、飲食の枠を超えて求められる「最強の組織」を生み出す秘訣と言えるでしょう。

本記事の動画: 大手ITがリーダー育成を依頼!飲食業を「最強のビジネス現場」に変える人材教育とコンディション経営【やきとん木々家】

◆前編はコチラ

◆取材協力
やきとん木々家(はやしや)/株式会社木々家/小島有史さん

飲食店経営者が“気になっている“お店を数珠つなぎに取材

飲食店のための食べログチャンネル

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