SNS集客で成功する店は何が違う? 月商1700万・12億再生などの繁盛店オーナー4名が明かす最新集客戦略【2026年上半期総集編】
「SNSで集客をしたいけれど、何を発信すればいいか分からない」「広告費をかけずにファンを増やしたい」。
スマートフォンの普及により、今や誰もが1人で独自の広告媒体を持つ時代になりました。
しかし、ただ料理の写真を投稿するだけでは、激しい競争の中に埋もれてしまいます。
SNSを使って月商1700万や12億再生といった驚異的な実績を叩き出す4名の繁盛店オーナーたち。
彼らが実践する、極限までロジカルに計算された「SNS集客」の裏側を、動画での対談の流れに沿って一挙に紐解きます。
大衆焼肉居酒屋牛たん たんと:リスク0で大行列を作る「無料イベント」の広告ロジック
同店では、「焼き鳥1日無料」や「和牛カルビとロース1週間無料」といった驚きのイベントをSNSで発信しています。
一見すると大赤字になりそうな「無料」という打ち手ですが、阿久津さんはこの施策を「最も確実な広告費」と位置づけています。
【阿久津さん】
「例えば焼き鳥が1本40円だとして、1日にどんなに焼いても1000本近くしか焼けないので、広告費としてはたった4万円なんですよ。月5万円かけてグルメサイトに載せても、本当にお客様が来るか分からない。でも無料なら絶対に来るし、お酒も飲んでくれるので、普段より売上が上がります。しかも、お客様が来なければ原価もかからない『出来高制』の広告なんです。」
無料でお得感を感じたお客様は、申し訳なさからドリンクをたくさん注文してくれます。
さらに、無料の条件としてその場でSNS投稿をしてもらうことで、新たな拡散が生まれ、北海道からわざわざ来店するファンが現れるほどの爆発的な認知拡大に繋がっています。
ひまり商店:お客様が「自慢したくなるUGC」を産む店舗・商品設計
林さんは、現代の集客において最も重要なのは「UGC(ユーザーが自ら発信するコンテンツ)」であると断言します。
お客様が思わず「この店に来て良かった」と誰かに伝えたくなるような、緻密な店舗・商品設計を施しています。
【林さん】
「地下の店舗であれば、シンプルな階段を降りて扉を開けた瞬間に『おっ』とインパクトを感じる内装にしたり、入り口に『牡蠣のベッド』を作って写真スポットにしたり。お客様が自慢したくなるお店にすることが大切です。また、料理を提供する際も、5種類ほどのお皿を用意して実際に盛り付け写真を撮り、どれが一番美味しそうに見えるかを徹底的に検証しています。」
林さんは自身のInstagramフォロワー(約8000人)にストーリーで「どちらの盛り付けが良いか」をA/Bテストで投票してもらうなど、定量的な判断も行っています。
さらに、スタッフの接客時にも、最初に「当店のご来店はありますか?」と聞き、初めてのお客様には産地へのこだわりを丁寧に説明するトークスクリプトを構築。
「あそこの広島県産の生牡蠣が安くて美味しかった」とお客様が翌日オフィスで口コミ(質の高いUGC)をしたくなるよう、徹底的に体験をデザインしています。
中目黒 T:最初の3秒で惹きつける「ギャップ」と、バズを信頼に変える誠実な運用
中村さんのフォロワー5万8000人のうち、半数はアメリカなど海外のユーザーだと言います。
数多ある動画の中で生き残るために、中村さんが重視しているのは「最初の3秒」のインパクトと、そこから生まれる「ギャップ」です。
【中村さん】
「インスタは最初の3秒が命。僕みたいなタトゥーだらけの人間が包丁でネギを刻むだけで、そのギャップに手が止まり、マイノリティとしての魅力を感じてもらえるんです。流行っている動画にタトゥーという自社の強みをアレンジしてバズを狙っています。」
かつて「世界で唯一、近江牛のTボーンステーキが食べられる店」と発信すべきところを、お客さんが誤って「近江牛が食べられる唯一の店」と発信してしまい、そのお客さんのアカウントが炎上してしまったことがありました
しかし中村さんは、ネットのコメントに対して誠実に、ユーモアを交えてすべてに返信し続けました。
この「逃げずに誠実に対応する姿」が、逆に「信頼できるお店だ」というファン化を生みました。
現在は、カビ熟成させた岩のような塊肉のカット動画など、インフルエンサーの目を引くインパクトのある発信で、さらなる認知拡大を続けています。
焼鳥どん:料理以外の切り口で「共感」を呼び、来店へと繋ぐテンポの良い動画・導線設計
多くの飲食店が「料理の美味しさ」をSNSでアピールする中、日垣さんはあえて違う切り口で差別化を図っています。
【日垣さん】
「料理をアピールするのは誰もが考えることなので、そこじゃない切り口で印象に残す方法を考えました。そこで『アルバイトあるある』のような、親しみやすさや共感性を感じてもらえる動画を発信し始めたんです。」
日垣さんは、「渋谷のスクランブル交差点で全身タイツで踊る」といった、普通の人が恥ずかしがって真似できない「多少のリスク(恥ずかしさ)」をあえて取ることで、圧倒的な印象付けに成功しています。
動画作りにおいては、オチよりも「テンポ良くスピーディに、気づいたら最後まで見てしまう構成」を徹底。
「あのおっさんが何か面白いことをやっている」と興味を持ってくれたユーザーが、実際に食べログやGoogleマップ、店舗サイトを検索した際、しっかりと店舗情報が整えられていることが来店を最大化させる鍵だと語ります。
ただ闇雲に動画を投稿するのではなく、 「無料」というロジカルな広告投資を行うこと。
「UGC」が自発的に生まれるお皿や内装を設計すること。
「最初の3秒のギャップ」で目を留め、誠実なやり取りで信頼を築くこと。
「共感」を軸に他店と違う切り口で露出を増やし、来店導線を綺麗に整えておくこと。
SNSを使い結果を残してきた繁盛店のオーナーたちの集客術は、時代に合わせた徹底的なロジックと、おもてなしの掛け算によって成り立っていました。
本記事の動画:SNS集客で成功する店は何が違う?月商1700万・12億再生などの繁盛店オーナー4名が明かす最新集客戦略【2026年上半期総集編】
◆取材協力 【牛たん酒場 たんと 亀戸本店/株式会社リンク/代表取締役 阿久津 優】
【新橋海鮮居酒屋 ひまり商店/株式会社Dazy/代表取締役 林 龍男】
【中目黒 T/オーナー 中村 純平】
【焼鳥どん 駒込店/オーナー 日垣 宏章】
◆関連動画はコチラ
•【広告費は4万円だけ】SNSの無料イベントで大行列を作る「大衆酒場」のリスク0出店&集客術
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