「紙の台帳じゃないと」と断り続けた店主が思わず唸る。デジタルな課題解決の裏にあるアナログな物語

食べログサービス導入のきっかけ 営業の熱心な提案と丁寧な説明がきっかけ
ご利用いただいたサービス 食べログPRサービス
食べログノート
食べログオーダー
導入の効果 ダブルブッキングがゼロに
予約管理の煩雑さから解放
席が効率的に埋まるようになった

目次

お店のご紹介

今回、インタビューにご協力いただいた「煉 神田店」さんは、先代社長が2005年に秋葉原の地に開店した蕎麦と日本酒を嗜める、隠れ家的な居酒屋です。名物メニューは「だったん蕎麦」。
「飲んだ後の締めは、罪悪感のあるラーメンではなく、体に優しい蕎麦で」という発想から誕生しました。
そのヘルシーさから、美容や健康を気遣う方からも支持され、男女問わず愛される看板メニューに。当初は夜のみの提供でしたが、現在は近隣に勤めるオフィスワーカーのランチ使いでも人気を博しています。
最近では、目の前にできたホテルのおかげでインバウンド客も増えてきたという「煉 神田店」さんに、食べログサービス導入の背景や効果についてお話を伺いました。

紙台帳からの卒業、Wブッキングからの解放!

─────本日はよろしくお願いします。まず、お店で提供されている「だったん蕎麦」のこだわりについて教えてください。

通常、苦味が強いとされるだったん蕎麦ですが、うちのだったん蕎麦は、小麦粉の量を少し多めにすることで、特有の苦味をほとんど感じさせないように工夫しています。もともと「飲んだ後にラーメンではなくお蕎麦を食べてほしい」というコンセプトから開発されました。喉越し良く、食べやすいのが特長です。

当初は夜だけの営業でしたが、ランチも提供するようになり、今年で創業20周年を迎えました。

─────創業20周年、おめでとうございます!お店は最初からオーナー様が?

いえ、私は5年目から勤め始め、先代からお店を譲ってもらいました。オープン当時は周りに大きなビルなどもなく、「なぜこの場所で?」と思っていましたが、今ではホテルや商業施設も増え、環境が整ったことが自動的に売上にも繋がっています。

─────ありがとうございます。2023年7月に「食べログノート」を導入されていますが、それ以前はどのような課題があったのでしょうか?

以前は食べログや他社のグルメサイトのネット予約を受け付けていましたが、常連さんがランチついでに口頭で予約されたり、電話での予約も多かったりしたため、ずっと紙の予約台帳を使っていました。
ただ、特に繁忙期の12月などは、グルメサイトの在庫調整をしようと思っていたところに新しいネット予約が入ってしまい、ダブルブッキングが月に2〜3回は必ず発生していました。その対応に、ものすごい時間と労力がかかっていたんです。

─────紙台帳から食べログノートに切り替えたきっかけは何だったのでしょうか?

食べログのサポート担当さんのご案内が全てです(笑)。正直、最初は「紙じゃないと管理できない」と何度も導入をお断りしていました。
それでもサポート担当さんが諦めずに、電話で非常に分かりやすく丁寧に案内してくださったので、「一度試してみよう」という気持ちになりました。

─────導入してみて、効果はいかがでしたか?

一番のメリットは、ダブルブッキングが完全に無くなったことです。

他社サイトからの予約も自動で取り込んでくれる価値は大きく、予約管理が本当に楽になりました。正直、PC操作に慣れていないこともあり、最初は少し使いにくさを感じていましたが、POS切り替えのタイミングでタブレット端末を導入したところ、簡単に使えるようになりましたね。また、席割のルールをお店の形に合わせて設定してくれた結果、席が効率的に埋まるようになったと感じています。

また、在庫調整の手間はもちろんなのですが、顧客管理の面においても役立っています。これまで自分で顧客台帳を作っていたものが、食べログノート経由の予約情報をもとに自動で作成されるので、非常に便利だと感じています。

人件費削減・インバウンド対応だけじゃない。食べログオーダーで変わった○○

─────インバウンドのお客様も多いと伺いました。以前は受け入れに苦労されていたようですね。

はい。昨年6月に「食べログオーダー」を導入するまでは、正直外国人のお客様の受け入れには消極的でした。紙の外国語メニューはありましたが、言語の壁により注文もままならず、客単価も上がりづらいため、非効率に感じていました。

─────でも「食べログオーダー」がその課題を解決したのですね。

その通りです。食べログオーダーに搭載されている自動翻訳のおかげで、お客様が自分のスマートフォンでスムーズに注文できるようになりました。
その結果、滞在時間が短いまま注文数と客単価があがったんです。食事を終えるとすぐに帰られるので、空いた席に次のお客様が入るという非常に良い回転が生まれています。これは全く狙っていなかった嬉しい効果ですね。

─────そもそも、なぜモバイルオーダーを導入しようと思われたのですか?

これもご紹介いただいたのがきっかけです。以前から他の会社さんからもモバイルオーダーの案内は受けていましたが、個人店には合わないだろうと思い、お断りしていました。

ただ、コロナ禍で非接触の注文方法に興味は持っていました。そんな時、また絶妙なタイミングで営業さんからご連絡をいただいて。「じゃあ試します」と即決でした。

─────導入の目的は人件費削減ではなかったのですね。

はい。実は以前の職場で、タブレットのオーダー端末に関わった経験から、システム化は人件費を下げられても、お店の評判も下げてしまうというネガティブな印象があったのです。

しかし、九州の知人のお店が「売上を上げるため」にモバイルオーダーを導入して成功しているのを見て、考えが変わりました。

それでうちも売上を上げる施策として導入を決めたんです。メニューを店内に貼り出して目につくようにし、モバイルオーダーですぐに注文できるという施策も相まって、実際に、ドリンクの追加注文などが確実に増え、客単価アップに繋がりました。

飲食店に寄り添う手厚いサポートがあるから、安心して挑戦できる

─────担当営業のサポートはいかがでしたか?

本当に感謝しかありません。個人店をやっていると、どうしてもお付き合いを大事にしがちで、以前は頻繁に顔を出してくれる某グルメサイトの担当者との関係を重視していました。

電話やメールだけのコミュニケーションにはなかなか馴染めず、正直、最初にサポート担当の方からお電話をいただいた時も、かなり不機嫌な対応をしてしまったと思いますが、それでも諦めずにアプローチし続けてくれました。

直接会えない部分を補うような丁寧なやり取りのおかげで今のこの結果があるので、本当に感謝しています。

─────どのような飲食店に食べログのサービスをおすすめしたいですか?

やはり、うちと同じような小規模な個人経営のお店におすすめしたいです。そういったお店は、慣れたものに固執しがちで、新しいシステムの必要性を感じていないことが多いと思います。グルメサイトというと「お金を払って集客する媒体」との認識が強いですが、それだけではない使い方があることを知れば、経営が大変なお店の助けになるのではないかと思います。

─────最後に、食べログを一言で言うとどんな存在ですか?

「ちゃんと理解すれば、本当に便利なもの」ですね。

グルメサイト=販促ツールという固定観念を一度崩す必要はありますが、サポート担当の方のような存在がいることで、安心して付き合えると感じていますし、上手に活用することで、お店の可能性が広がっていくと思います。

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食べログPRサービス」「食べログオーダー」「食べログノート」を活用していただいている「煉 神田店」さん。
各サービスをご利用いただくことで、客単価アップや業務効率化につながるということがよくわかりました。
インタビューのご協力、誠にありがとうございました!

煉 神田店
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種類豊富な日本酒や地酒に合うアラカルトやコースもございます。
おすすめはやはり「だったん蕎麦」。休日や仕事帰りなどに、ぜひご利用されてみてください!

お店の詳細やご予約はこちらからお願いいたします。

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