オーダーエントリーシステムとは？メリットや種類、導入の注意点を解説

2023年9月14日 15:00

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近年では多くの飲食店で導入されている「オーダーエントリーシステム」ですが、導入によってどのようなプラスの影響が期待されるのでしょうか。
本記事を参考に、システムの概要や種類、特徴やメリット・デメリットについて正しい知識を得たうえで、オーダーエントリーシステムの導入を検討しましょう。

オーダーエントリーシステム（OES）とは
- オーダーエントリーシステムの主な機能
- オーダーエントリーシステムと手書き伝票の違い
オーダーエントリーシステムの導入メリット
オーダーエントリーシステムの種類
オーダーエントリーシステムを導入する際の注意点
オーダーエントリーシステムの選び方
モバイルオーダーシステムなら「食べログオーダー」
まとめ

オーダーエントリーシステム（OES）とは

オーダーエントリーシステム（OES）とは、お客様からの注文情報をデータ化できるシステムです。
飲食店では従来、来店客からの注文を紙の伝票に手書きで記入しキッチンへ届けていましたが、現在では多くの飲食店がオーダーエントリーシステム（OES）を導入しています。

オーダーエントリーシステムには、ホールスタッフが注文を入力するハンディタイプや、お客様が自身で入力する卓上タイプなどがあります。

入力された注文情報はそのままキッチンへ伝達され、キッチンスタッフはプリント伝票あるいはディスプレイに表示された注文内容を確認して調理を始めます。
このシステムを導入することで、ミスなく迅速に注文情報をキッチンに共有できるようになりました。
オーダーエントリーシステムは、オーダーに使う端末・注文内容をキッチンに伝えるプリンターやディスプレイ等のデバイス・POSレジなどの機器で構成されます。
また、データを連携することで会計ソフトや在庫管理のアプリなどが利用可能です。

オーダーエントリーシステムの主な機能

製品や機種により機能はさまざまですが、オーダーエントリーシステムの基本的な機能は以下の通りです。

商品データ管理：メニュー情報などを登録する
注文：注文情報を入力する
共有：入力された情報をキッチンで共有する
会計：注文情報がレジに送信され、会計処理をする

これらの機能以外にも、席数の把握や配膳状況の管理、店員の呼び出しといった機能が搭載されているシステムもありますが、共通して注文〜会計までのフローをすべてシステム化しているため、業務の効率化が図れます。

オーダーエントリーシステムと手書き伝票の違い

手書き伝票を使って注文を行う場合、オーダーのたびにスタッフが伝票を書き、キッチンに届ける必要があります。
そのため、オーダーの漏れや読み間違いが生じてしまいます。
また手書き伝票では、レジの打ち間違いも発生しやすくなります。
さらに繁忙期やピークタイムには、ホールスタッフの手が足りず、お客様のオーダーまでの待ち時間が長くなってしまうこともあります。

このようなミスや待ち時間はクレームの原因になりかねません。リピート顧客の減少にもつながってしまいます。

オーダーエントリーシステムでは、注文情報をデータ化してキッチンに共有できるため、注文ミスを減少できるうえ、ホールスタッフがキッチンに伝票を届ける手間を省くことができます。
また、金額のデータをレジに反映できるため、計算ミスも起こりません。
手書き伝票ならではの問題をほとんど解消できることから、多くの飲食店がオーダーエントリーシステムを導入しています。

オーダーエントリーシステムの導入メリット

オーダーエントリーシステムの導入によるメリットは、主に以下の3つです。

業務効率化による回転率アップ

手書きによるオーダー業務では、スタッフはお客様とキッチンの間を行き来しなければならず、次のお客様のオーダーを取るまでに時間がかかってしまいます。
混雑時は特にオーダーまでの待ち時間が長くなるため、不満を感じたお客様がクレームをつけたり、待ちきれず店を出てしまったりといった損失を生むことがあります。
しかしオーダーエントリーシステムを導入すれば、キッチンへ注文情報が伝達されるまでの時間を大幅に短縮できるため、日々の業務を効率化できます。
業務効率化により客席の回転率がアップすれば、売上増も見込めます。
また、お客様のオーダーの待ち時間を減らすことで顧客満足度の向上にもつながります。
顧客満足度の向上は、リピーターの増加にも直結するため、導入によって弾みがつけばさらなる売上増に結びつくでしょう。

オーダーミス・会計ミスの防止につながる

システムの導入は、オーダーや会計のミス防止にもつながります。
手書き伝票によるオーダーでは、注文の書き間違いや、伝票の読み間違いがどうしても発生してしまいます。
オーダーエントリーシステムでも数量の打ち間違いが起こる可能性は残りますが、手書き伝票と比較すると格段にオーダーミスを減らせます。
また、レジに手入力で金額を打ち込む必要がないため、ミスなく会計業務を遂行できます。
このようなオーダーミス・会計ミスがなくなれば、ミス発生時の突発的な対応やクレーム対応にかかる時間も減ることでしょう。

システムの導入により、経験の浅いスタッフや新人スタッフでもミスの可能性が少なくなります。
能力や経験値によらず、誰でも即戦力として現場に立つことができるようになるでしょう。

顧客データの分析が行える

オーダーエントリーシステムの導入は、顧客分析の点でも有用です。
オーダーエントリーシステムでは、注文情報をはじめとするさまざまなデータが自動的に蓄積されます。
また、会員登録をした来店客からはより詳しい情報を取得することも可能です。

注文した料理
客層・属性
来店日時
来店客数
退店時間

これらのデータを利用すれば、客層の傾向や売れ行きがよいメニューの種類、来店が多い時間帯などが分析できます。
分析結果をもとにABC分析を行い新しいメニューを開発したり、スタッフの配置を工夫したりと、リピーターや新規顧客の獲得に向けてさまざまな取り組みを考えるとよいでしょう。
また、会計ソフトなどの外部システムと連携すれば、売上集計や在庫管理などのデータと組み合わせて複合的に分析できるため、より高度で有効な経営戦略を打ち出せます。

オーダーエントリーシステムの種類

オーダーエントリーシステムには「ハンディタイプ」「卓上タイプ」「モバイルオーダータイプ」といった種類があり、操作方法もさまざまです。それぞれのシステムの概要や特徴は以下の通りです。

ハンディタイプ

ホールスタッフがお客様の席まで注文を取りに行き、その場で専用のハンディ端末に注文内容を入力します。
ファミリーレストラン・居酒屋チェーン店などで広く使われているオーダーエントリーシステムです。
ホールスタッフがキッチンに注文内容を伝えに行く必要がないため、業務の効率を向上できます。
操作性に優れており、新人スタッフでもある程度のトレーニングを行えば操作できます。
端末の価格は1台あたり数万円以上とコストは高めですが、メーカーのサポート体制は充実しています。

卓上タイプ

各テーブルに据え付けられたタブレット端末に、お客様が自分で注文情報を入力するシステムです。
お客様を待たせる必要がないことから、注文が入る回数が多い回転寿司チェーン店や居酒屋、一部のファミリーレストランなどで導入されています。
オーダーを取りに行く手間が省けるため、ホールスタッフの人員削減も可能になります。
また、スタッフによるオーダーミスが起こらないこともメリットです。
しかし、多くのお客様が端末を使用するため、故障や盗難への対策と衛生管理を行う必要があります。

モバイルオーダータイプ

テーブル上のQRコードを読み込むことで、お客様自身のスマートフォン上でメニューの閲覧と注文、会計までを完結できるシステムです。
店舗側で端末を購入する必要がなく、メンテナンス費用もかかりません。
またシステム利用料も安価である場合が多いです。
お客様が使い慣れた自身の端末を利用するため操作方法が分かりやすく、衛生面でも安心です。
店舗にとってもお客様にとっても利便性の高いシステムであり、最近ではこのモバイルオーダーが主流になっています。

オーダーエントリーシステムを導入する際の注意点

さまざまなメリットがあるオーダーエントリーシステムですが、メリットだけでなくリスクもあります。
導入にあたり、注意すべき点をしっかり押さえましょう。

導入・運用に費用がかかる

オーダーエントリーシステムの導入・運用には、導入時の初期費用やランニングコストが発生します。
長期的にシステムを使うことを想定して、メリット・デメリットをしっかり吟味して導入を検討してください。
初期費用やランニングコストを算出し、費用対効果を確認したうえで導入しましょう。

操作方法を覚える必要がある

オーダーエントリーシステムを使用するには、接客やオーダーを担当するスタッフに操作方法を覚えてもらう必要があります。
システムの中には処理が複雑だったり難しかったりするものも少なくありません。
そのため、デジタル機器に不慣れなスタッフでは使用方法の習得に時間がかかってしまう可能性があります。
可能であれば、導入前に実際のデバイスの操作を試してもらいましょう。
使い勝手について聞き取りを行い、不明点を解消できるようなマニュアルを整備するとよいでしょう。

また、システムの中には一定期間、無料で利用できるものもあります。無料お試しキャンペーンがあるシステムを、複数比較するのも一考です。

通信トラブルが発生するリスクがある

オーダーエントリーシステムにおいては、通信トラブルなどのリスクがあることも押さえましょう。

オーダーエントリーシステムの利用には基本的にインターネット環境が必須です。
そのため、営業時間内に突発的な通信トラブルや機器の不具合が起きると、デバイスやタブレット端末が使えなくなるおそれがあります。システムが使えなければ従来のような手書きによる注文の聞き取り、手打ちによる会計に変えざるを得ませんが、スタッフが手書き伝票や手動のレジ操作に慣れていないと混乱するおそれがあります。
そして通信トラブルが長期間解消できなければ、業務が滞って回転率が下がり、売上が減少するおそれもあります。
そのため店側は、普段からトラブル発生に備えて、応対や手順をシミュレーションして対策を考えておく必要があります。
別途料金で店内にサーバーなどを設置し、オフラインで使用できるシステムを選ぶのも一つの方法です。

オーダーエントリーシステムの選び方

オーダーエントリーシステムは、どのような基準で選べばよいのでしょうか。
着目すべきポイントについて解説します。

機能面・操作性

まずは機能面と操作性に着目しましょう。
複雑なシステムだと、スタッフが使い方を覚えるのにも時間がかかります。
また、飲食業界はスタッフの入れ替わりが激しい傾向にあるため、新人が入るたびに何度も操作方法を説明する必要があります。
教育にかかる時間を最小限にするために、新人でも簡単に操作できるシステムを選ぶことが大切です。

また、お客様が使いやすいシステムにすることも重要です。
たとえば専用のQRコードを読み取るだけ、画面をタップするだけで注文できるシステムだと、お客様への負担が少なく済みます。
そしてオーダーエントリーシステムはものによっては多くの機能を搭載していますが、単に機能数が多いものを選ぶのでなく、店にとって必要な機能かという点も重視してください。
そのほか、店のルールや注文形態に適合するように、設定をどの程度カスタマイズできるかも重要なポイントです。
店の雰囲気や特徴、客層なども考慮したうえで、適したシステムを決めるとよいでしょう。

費用対効果

オーダーエントリーシステムを導入・運用するにはコストがかかります。
システムによっては、導入コストが数百万円に上ることもあります。
導入によるメリットがコストを上回るかどうか、導入前に前に必ず確認しましょう。

しかし現在のオーダーエントリーシステムには、多様な料金プランを用意しているものもあります。
初期費用が不要なプランや小規模店舗向けのプラン、中には無料お試しキャンペーンを実施しているものもあります。
特に導入前は、以下の項目を充分に検討してみてください。

導入のもっとも重要な目的は何か
店の規模に合ったシステムなのか
システムの導入によりどれほどの利益を得られるのか
必要な機能だけを選べるプランなのか

サポート体制

サポート体制も重要なポイントです。
導入後に問題や不明点が生じた場合、相談に乗ってくれたり、サポートしてくれたりするシステムかという点を確認しましょう。
たとえばデバイスの故障や通信トラブルが生じた場合に即時対応してくれるか、時間外の対応は可能かなどの点を確認してシステムを選べば安心です。
トラブルが発生してもお客様にサービスを提供し続けられるよう、サポート体制が充実したシステムを選ぶことが大切です。

モバイルオーダーシステムなら「食べログオーダー」

お客様からの最も多い不満は「注文で待たされること」です。
その不満が売上減少などの機会損失につながっています。
グルメサイト食べログが提供する「食べログオーダー」は、お客様を待たせないオーダー業務が実現できるモバイルオーダーシステムです。
来店時に発行したQRコードをお客様のスマートフォンで読み込むと、メニュー写真のある注文画面をすぐに閲覧できます。
お客様がスマートフォンの注文ボタンを押すと、注文データが自動で送信され、キッチンプリンターから伝票が出力される仕組みであるため、オーダーまでの待ち時間が発生しません。
お食事を終えたお客様はスマートフォンの「会計」ボタンを押し、スタッフからの伝票を受け取ってレジで会計します。
食べログオーダーの注文画面では、レコメンド機能によりおすすめメニューやオプションメニューを表示させることができるため、より多くの注文が期待できます。

POPレジ連携やオンライン決済などの機能も搭載されているため、業務の効率化や客単価の向上に、大いに役立つでしょう。

「食べログオーダー」は、現在3か月間の月額利用料と機器代が無料で試せるキャンペーンを実施しています。まずは無料トライアルとして、ぜひ導入を検討してみてください。

まとめ

オーダーエントリーシステムは、端末を通してオーダーを瞬時にキッチンと共有できるシステムです。
業務の効率化やミス防止、顧客分析につながるなどのメリットがあります。
コストや通信トラブルなどのリスクを押さえたうえで、機能性や費用対効果に着目してシステムを選ぶとよいでしょう。

参照URL

オーダーエントリーシステム（OES）とは

オーダーエントリーシステムの主な機能

オーダーエントリーシステムと手書き伝票の違い

オーダーエントリーシステムの導入メリット

業務効率化による回転率アップ

オーダーミス・会計ミスの防止につながる

顧客分析が行える

オーダーエントリーシステムの種類

ハンディターミナル

スマートデバイス（アプリ）

テーブル設置型（専用端末・タブレット）

モバイルオーダータイプ

オーダーエントリーシステムを導入する際の注意点

導入・運用に費用がかかる

操作方法を覚える必要がある

オーダーエントリーシステムの選び方

機能面・操作性

費用対効果

サポート体制

モバイルオーダーシステムなら「食べログオーダー」

まとめ

売り上げを向上させながらもっと喜ばれるレストランに|食べログオーダー|株式会社カカクコム

監修者：太田とよしき

プロフィール	株式会社パディーズの代表。20歳より大手飲食チェーンにて店長職につき、エリアマネージャー、県内の統括責任者を経験。その後、新規事業開発部への所属となり、外食産業の新業態の開拓、商品開発、人材教育を担当した後に退職。海外の16都市にて飲食ビジネスを勉強したのち、恵比寿にて独立開業し、２年目に年商6000万を達成する。多店舗展開しながら兼業で飲食店コンサルタントを開始。 2022年4月に飲食事業を売却し、現在は飲食系のコンサルタント業に専念し、新規開業のサポートを数多く手がけている。 noteにて、ブログと音声メディア『ラジオ開店準備中！』を配信中。
サイトURL	https://toyoshiki-ohta.com

プロフィール

株式会社パディーズの代表。20歳より大手飲食チェーンにて店長職につき、エリアマネージャー、県内の統括責任者を経験。
その後、新規事業開発部への所属となり、外食産業の新業態の開拓、商品開発、人材教育を担当した後に退職。
海外の16都市にて飲食ビジネスを勉強したのち、恵比寿にて独立開業し、２年目に年商6000万を達成する。多店舗展開しながら兼業で飲食店コンサルタントを開始。
2022年4月に飲食事業を売却し、現在は飲食系のコンサルタント業に専念し、新規開業のサポートを数多く手がけている。

noteにて、ブログと音声メディア『ラジオ開店準備中！』を配信中。

サイトURL

https://toyoshiki-ohta.com　

オーダーエントリーシステムとは？メリットや種類、導入の注意点を解説

オーダーエントリーシステム（OES）とは

オーダーエントリーシステムの主な機能

オーダーエントリーシステムと手書き伝票の違い

オーダーエントリーシステムの導入メリット

業務効率化による回転率アップ

オーダーミス・会計ミスの防止につながる

顧客データの分析が行える

オーダーエントリーシステムの種類

ハンディタイプ

卓上タイプ

モバイルオーダータイプ

オーダーエントリーシステムを導入する際の注意点

導入・運用に費用がかかる

操作方法を覚える必要がある

通信トラブルが発生するリスクがある

オーダーエントリーシステムの選び方

機能面・操作性

費用対効果

サポート体制

モバイルオーダーシステムなら「食べログオーダー」

まとめ

参照URL

オーダーエントリーシステム（OES）とは

オーダーエントリーシステムの主な機能

オーダーエントリーシステムと手書き伝票の違い

オーダーエントリーシステムの導入メリット

業務効率化による回転率アップ

オーダーミス・会計ミスの防止につながる

顧客分析が行える

オーダーエントリーシステムの種類

ハンディターミナル

スマートデバイス（アプリ）

テーブル設置型（専用端末・タブレット）

モバイルオーダータイプ

オーダーエントリーシステムを導入する際の注意点

導入・運用に費用がかかる

操作方法を覚える必要がある

オーダーエントリーシステムの選び方

機能面・操作性

費用対効果

サポート体制

モバイルオーダーシステムなら「食べログオーダー」

まとめ

監修者：太田とよしき

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