【カフェ】おすすめの集客方法11選! 集客力アップのコツ

長年の念願を叶えてカフェを開業したものの、思うようにお客様が入らず、この先どのように経営すればよいのか不安を抱えていませんか。この記事では、集客に自信が持てないカフェの経営者に向けて、売上アップにつながるおすすめの集客方法と、集客力を向上させるコツを解説します。

目次

カフェの集客に力を入れる重要性

カフェを開店するだけで自然にお客様が集まってきてくれれば苦労はありません。しかし、なかなかそのように都合よくはいかないので、さまざまな手段を用いてお客様を呼び込む必要があります。いくら飲食に関する知識が豊富で、おいしい飲み物や食べ物を提供できる自信があっても、肝心のお客様が来店してくれなければ経営は成り立ちません。

カフェの場合、お客様の来店目的が一杯のおいしいコーヒーとともにのんびり過ごしたり、仲間と楽しいひと時を共有したりすることにあるので、客単価が低くなりがちです。しかも、ライバルは同業のカフェ店だけではありません。コンビニやハンバーガーショップなど、カフェと競合する業態が数多く存在するので、どうしても競争が激しくなります。

カフェの経営は、こうした状況下で行わなければならないため、売上を確保してお店を営業し続けるには、集客に力を入れることが重要です。

カフェでおすすめの集客方法11選

一人でも多くのお客様に、自分の経営するカフェへ足を運んでもらうためには、効果的な集客の実践が必要です。ここでは集客におすすめの11つの方法を厳選して紹介します。

グルメサイト

特におすすめなのは、自分のカフェの情報をグルメ系の情報が載っている「食べログ」のようなポータルサイトに掲載する方法です。グルメサイトを活用すれば、カフェを探すためにサイトを閲覧している人たちを狙って情報発信ができます。そこで上手にお店の情報を伝えられれば、来店してもらえる確率がアップするはずです。 グルメサイトでは、優先表示機能やネット予約機能など、集客に有利にはたらくさまざまな便利機能が使えるサービスを提供しています。食べログのサービスについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。



自店サイト

経営するカフェの公式サイトを制作して情報発信するのも、大切な集客方法のひとつです。ホームページを確認して来店を決めるお客様も多いので、お店独自のこだわりやメニュー、アクセスといった重要な情報の発信に加えて、行ってみたいと思わせるコンテンツ作りを心がけましょう。ホームページだけでなく、ブログもあわせて作成すると、さらなる集客力の向上につながります。

経営者の人柄そのものが伝わるブログは、想像以上に効果的です。経営者に会いたくて来店してくれることもあります。また、前述のグルメサイトへ店舗情報を掲載する場合には、自店のホームページやブログへのリンクを張ると、より効果的です。 自店のサイトを制作する際には文章だけなく、写真など視覚的なコンテンツも盛り込みましょう。そうすれば、お店の雰囲気や提供しているサービスがより伝わりやすくなります。

SNS

SNSに登録してアカウントを取得し、お店の情報を発信する方法も集客力アップには欠かせません。集客ツールとしてSNSが優秀な点は、情報の拡散が可能で、お客様とコミュニケーションが図れることです。代表的なSNSとしては、利用者数の多さで群を抜くLINE、写真で視覚に訴えることが得意なInstagram、リツイート機能で拡散力に優れるTwitter、実名登録で信頼性の高いFacebookがあります。

SNSは基本的に無料で開始できますが、有料の付加サービスを利用することで効果を高めることも可能です。たとえば、FacebookやInstagramでは課金して広告を出すことができ、LINEでは有料プランで公式LINEから送信できるメッセージ数を増やせます。

MEO(ローカルSEO)

MEO(ローカルSEO)は、マップエンジン最適化とも呼ばれています。これはインターネットの検索エンジンで、特にマップ検索やエリアを絞ったサービスの検索結果に上位表示させて、自店舗の情報を多くの人の目に留まるようにする手法です。特定のエリアで店を探している人などを狙った集客方法として活用できます。

Google ビジネス プロフィール

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは、Googleが提供するマップや検索などのサービスにおいて、表示されるお店などの情報を管理できるサービスです。Googleビジネスプロフィールに自店舗を登録すると、前述のMEO対策にもなります。

他方、Googleビジネスプロフィールの弱点は、表現の自由度が低いことです。写真などを投稿しても単なる羅列しかできず、食べログのように投稿した写真に対してお店をアピールする文章を添えることはできません。また、店舗の電話番号は表示されますが、ネット予約は、特定のグルメサイトなどのサービスを契約していないとできません。

ネット予約に関しては、食べログのネット予約機能などを活用する手もあります。 詳しくはこちらをご覧ください。



Web広告

苦労してWebサイトやSNSアカウントを準備しても、お客様にその存在を認知されていなければ、集客にはつながりません。費用がかかることを恐れず、より積極的に集客を行いたいのであれば、ターゲットに設定した客層を狙って、Web広告を出稿するのもひとつの方法です。

公式サイトの制作や更新作業に力を入れて内容を充実させることにより、Web広告をクリックしてサイトを閲覧してくれた人の心をつかめれば、広告が大きな威力を発揮するに違いありません。Web広告で代表的なものとしては、検索エンジンで検索結果の上部を占める検索連動型広告や、さまざまなWebサイトの広告枠に表示されるコンテンツ連動型広告、SNSが提供する広告サービスなどがあります。

看板

店名やロゴなどを入れた看板は、お客様や通行人に対して、カフェの場所を明確に示すのに欠かせないアイテムです。自分の店の個性が伝わるような目立つ看板を店先に設置して、道行く人たちにアピールしましょう。内容の変更がしやすいA型看板(横から見た形がAの字に見える立て看板)を使うと、日替わりのメニューや本日のおすすめなどを知らせることができます。 また、「300m先の交差点を左折」というように、人通りの多い場所に第2看板を設置するのも効果的です。

チラシ

店の近くに住んでいる地元の人などを集客する方法として有効なのがチラシです。新聞の折りこみチラシとして配布したり、業者にポスティングをしてもらったり、街頭でポケットティッシュと一緒に配ったり、各家庭を回ってポストに入れたりといったやり方があります。いずれにしても、チラシ配りには手間と費用がかかるので、両者のバランスなどを考慮して検討することが大切です。

配ったチラシが即ゴミ箱行きとならないように、チラシのデザインや内容を熟考し、クーポンをつけるなどの工夫を凝らしたうえで、印刷にまわしましょう。チラシにつけるクーポンには地域名を記し、どこに配ったものかわかるようにしておくと、ターゲットとして有望な地域が割り出せます。 また、チラシにカフェの公式サイトやSNSアカウントにつながるQRコードを載せておけば、Webでの集客につなげることも可能です。

ポイント・スタンプカード

ポイントやスタンプを貯めることで特典がついたり、割引が受けられたりするカードを発行して再来店を促す方法は、リピーターの獲得につながります。魅力的な特典や割引サービスの提供によって、その店ならではの特別感やお得感を感じてもらい、再来店につなげることが重要です。 財布に入れるとかさばってしまう紙のカードだけでなく、スマートフォンアプリで運用する方法もあります。

イベントの開催

お店で定期的にイベントを開催することによって、新規顧客を獲得し、ファンになってくれる常連客を増やすことが可能です。コーヒーや紅茶にまつわるイベント、四季折々の行事に絡めたイベント、誕生日などを祝うパーティー、ラテアートづくりなどを体験できるワークショップといった、お客様に楽しんでもらえるイベントを考案して開催しましょう。

「相続」や「保険」などの勉強会など、生活に直結するようなイベントも喜ばれます。 また、自分のお店でイベントを開催するのではなく、多くの人でにぎわう地域のイベントに出店して、新しいお客様と出会うという選択肢もあります。

クーポン

上記の方法とも絡めて集客に活用できるのが、クーポンです。クーポンは、地域のクーポンをまとめたフリーペーパーやチラシにつけたり、LINEなどのSNSや食べログなどのグルメサイトで配信したりすることで配布できます。また、会計の際に次回使用できるクーポンを配れば、再来店を促すことが可能です。

クーポンの特典内容については、来店する時間帯を区切って、それぞれ内容を変えると効果的です。たとえば、ランチタイムには「食後のデザート無料」、ディナータイムには「会計時10%OFF」というように、時間帯ごとに特典を変更します。

カフェの集客力アップを狙うコツ

上記に掲げた方法を活用して集客すること以外にも、経営者にはカフェの集客力を上げるために行うべきことがあります。以下にカフェの集客力アップを狙うために欠かせない5つのコツを説明するので、実践してみましょう。

お店を改善する

お店を改善することは、極めて重要です。現在経営している店を総点検し、お客様が入りやすい店になっているか、お客様が入りたいと思う店になっているかという視点から、見直していきましょう。カフェのデザインや雰囲気なども含めて、集客の妨げになっているような箇所を発見したら、改善していく必要があります。

たとえば、店に入らないとメニューや雰囲気がわからないため、初見のお客様には来店しにくいことが判明したら、店先に置いたA看板を利用してメニューや雰囲気を伝えるというように、改善を行いましょう。

コンセプトを再確認する

前述の店の改善にも関係しますが、自分の店の特長は何か、ライバル店とはどこが違うのかを改めて確認することも、集客における重要ポイントです。自店の強みや独自性を含め、コンセプトを再確認して、集客に活かしましょう。 店の内観や外観、公式サイトなどのデザインがコンセプトに適合していないと、お客様離れなど集客に悪影響を及ぼしかねません。コンセプトに合わない部分を見つけたら、すぐに修正するよう心がけましょう。

ターゲットを明確化する

前述のコンセプトとも関連しますが、来店して欲しいターゲットの客層がしっかり決まっていることも大きなポイントになります。多くの人に来てもらいたいからといって、狙う客層を広げすぎると、印象に残らない無難なカフェになりがちです。 ターゲット層の広げすぎに気づいたら、客層に関する設定を細かく行って絞り込むことを検討しましょう。その際には、実際に来店してくれたお客様を分析して、ターゲット設定の参考にするのもおすすめです。

リピーター獲得を意識する

費用対効果などを考慮すると、カフェに新しいお客様を呼び込むには、リピーターを獲得するよりも多額の費用や負担がかかります。そのため、お店を気に入ってくれたお客様に、高頻度かつ長期的に来店してもらえるような施策に取り組むほうが、費用対効果が高いと言えます。

経営が軌道に乗るぐらいリピーターを確保できないと、新規顧客の獲得に力を注ぐ余裕も生まれないでしょう。したがって、まずはリピーターの獲得を優先すべき課題として位置づけ、リピート率を確認したうえで、リピーターの集客に力を入れましょう。

季節に合わせたアプローチを実施する

季節に合わせたアプローチを実施し、キャンペーン内容などを季節に合ったものにすることも集客力アップのコツです。たとえば、季節感のある旬の食材を使ったメニューを開発したり、新入生や新社会人など季節に関係する特定の層をターゲットとしたキャンペーンを実施したりして、お客様の関心をひきつけます。前項で少し触れたように、店内で行う定期イベントを季節の行事に合わせるといったことも効果的です。

まとめ

カフェでおすすめの集客方法には、グルメサイトや自店サイトの活用、SNSの運用のほか、MEOやGoogleビジネスプロフィール、Web広告といったWeb上での取り組みがあります。これらに加え、看板やチラシ、ポイント・スタンプカードやクーポンの発行といった方法も効果的です。 また、コンセプトの再確認やターゲットの明確化、リピーター獲得の施策などもカフェの集客力アップにおいて重要です。

参考URL

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カフェ経営は難しい?経営を成功させるコツ5つ |ペイサポ
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監修者:原島 純一

プロフィール

株式会社STAYDREAMの代表。株式会社すかいらーくにて店舗マネジメント、従業員教育などを担当。また、フロアーの新フォーメーションの構築や、新メニュー開発などを経験。2006年にビジネスコーチ、コンサルタントして独立。2008年中小企業診断士の資格を取得。現在は、全国の飲食店の新規開業から、既存店の立て直しなどの支援を実施している。また、「わかりやすい言葉で伝え、明日から実践できる」をテーマに、全国でセミナー講師活動も実施中。

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