若い世代に届いた老舗のこだわり。創業49年の居酒屋がネット予約の受付拡大で歴代トップクラスの売上を達成した理由
| 食べログサービス導入のきっかけ | 店舗の認知度向上のため |
| ご利用いただいたサービス | 食べログPRサービス 食べログネット予約 食べログノート |
| 導入の効果 | ネット予約来店人数が急増 歴代トップクラスの売上を更新 |
目次
今回インタビューにご協力いただいたのは、大阪・天王寺エリアで49年の歴史を誇る老舗居酒屋「あじ処 なる 阿倍野店」さんです。奈良の老舗酒蔵「長龍酒造」の直営店として、長年地元の酒客に深く親しまれてきました。吉野杉の清々しい香りが広がる「吉野杉の樽酒」をはじめ、季節ごとに変わる豊富な日本酒や自社製造のクラフトビール、60cmの大鍋でつくる出汁の染みた関西風おでんなど、つい長居してしまいたくなるような魅力的なお酒と料理が並びます。
伝統を守り続ける一方で、時代の変化に合わせた「新たな客層の獲得」を見事に成功させ、歴代トップクラスの売上を記録した同店。その大逆転劇の舞台裏について、店長の小川様にお話を伺いました。
良いものを届けている自信があるからこそ、伝わっていないことが悔しかった
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親会社が酒蔵なので、一番のウリはもちろんお酒ですね。長龍酒造広陵蔵で醸されたこだわりの日本酒を10種類以上常時お楽しみいただけることと、季節限定のお酒や一般では流通していない直営店だからこそ飲める特別なお酒を提供している事です。また長龍はクラフトビールの醸造も行っており、季節限定のクラフトビールもお楽しみ頂けます。長龍のお酒を楽しんで頂けるために、お酒に合うお料理にもこだわっています。
また、古民家風の落ち着いた空間も大切にしていて、実はこれが今、若い世代のお客様にも「レトロな隠れ家」として注目していただける要素になっています。
一番の課題は、とにかくお店の存在が世の中に発信できておらず、「知られていないこと」でした。
元々のお客様は50代以上の会社員や長年の常連さんが中心で、時代とともにお客様が少しずつ減ってきているのを感じていました。お店の前を通る人たちにも、そこに店があること自体があまり気づかれていないような状態で。
実は2020年から食べログでネット予約自体は始めていたのですが、当時はページを作り込んでいるわけでもなく、ただ予約の窓口を置いているだけの状態でした。「どんなに良いものを提供していても、伝わっていなければ誰にも届かない。費用をかけてでもお店を正しく知ってもらう投資をする時代だ」と、強い危機感を抱いたのが「食べログPRサービス」を導入したきっかけです。
いえいえ、全くです(笑)。うちはこだわりの強い会社なので、新しい有料広告を始めるにはなかなか簡単にGOが出ないんですよ。
上層部を納得させるためには、単なる現場の熱意だけでなく、明確な数字的根拠や、具体的な企画の提示が求められました。
会社を納得させるために、大学生ぶりに徹夜でレポートを作成しました。
夜遅くまでパソコンに向かって書類を作っているときは、思わず「俺、飲食の現場の仕事をしてるんよな……?」と頭をよぎることもありましたね。でも、絶対にこの店を次の世代に繋ぎたかった。結果的に無事に稟議が通り、2024年10月にようやくスタートを切ることができました。
ネット予約数が毎月500人規模に急増!歴史を塗り替えた「歴代トップクラスの12月」
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もう、効果抜群でした。何より驚いたのは、ネット予約の来店人数が桁違いに急増し、毎月約500人規模の予約が入るようになったことです。
また、プロのカメラマンに撮影してもらった綺麗な写真が店舗ページに並ぶことで、お店の雰囲気や部屋の様子が事前にしっかり伝わるようになり、最高のホームページ代わりになってくれています。その結果、お店のページの閲覧数や予約数は導入前後で大幅に増え(※)、狙い通り若い世代のお客様が「隠れ家」として選んでくださる機会が増えました。
また、お店のページの閲覧数が増えたことで、以前から用意していた「15名様以上の団体予約で日本酒1本プレゼント」というクーポンが多くの幹事様の目に留まるようになり、これが本当に大好評で。これまでは少なかった30名〜50名規模の団体予約も、しっかりと獲得できるようになっています。
※食べログ閲覧数とネット予約人数
・食べログPR導入前(2024年9月) 閲覧数:5,228PV ネット予約人数:37人
・食べログPR導入後(2024年10月)閲覧数:13,827PV ネット予約人数:206人
・導入から1年後 (2025年10月)閲覧数:24,554PV ネット予約人数:574人
はい。以前は席の在庫管理を自分たちで紙の予約台帳に明記して、いちいちページをめくって空き卓を調べるしかなかったんです。
うちは3階建ての店舗なので、手作業で全フロアの状況を完璧に把握するのは限界がありますし、とにかくダブルブッキングが怖くて。だから、週末の予約をあらかじめ閉じてしまっていたり、前日の早い段階でネット予約を締め切ったりしていました。
それが、食べログノート(オンライン予約台帳)に切り替えたことで状況がガラリと変わりました。一番助かっているのは、やっぱり手元の画面でパッと全体の予約状況が見られるところですね。上からテーブル1、2、3、4……ってスケジュール表があるじゃないですか。あの表で席が埋まっていくと「あ、もう席がないんだな」っていうのが一目で分かりますし、そこが埋まるとシステムが自動的に予約を入れないようにストップしてくれる。
管理の怖さがなくなったおかげで、今は金曜日以外、営業時間ギリギリの直前までネット予約の枠を開けておけるようになりました。今まで自分たちで枠を閉じて取りこぼしていた分が、勝手にどんどん入ってくるようになったのは本当に大きいですね。
トータルの売上(月商)は、月平均でプラス約100万円増加しました。
そして何より嬉しかったのは、48年の歴史の中で、12月における歴代トップクラスの売上を記録出来たことです。逆に、その時の結果があまりにも良すぎて、今は記録を超えることに必死なんですけどね(笑)。
正直、ネット予約の手数料(従量料金)もけっこうな額にはなっていますが、それ以上に売上としてしっかり返ってきているので、本当にやって良かったなと思っています。
勘頼りのシフト管理から脱却。「食べログノート」がもたらした人件費の最適化
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PRサービスやネット予約による売上アップと同じくらい、現場の管理体制、特にスタッフのシフト管理において、食べログノートは無くてはならない存在になりました。
これまでは当日になってみないと分からない、 フリー(飛び込み)のお客様が中心だったんです。万が一、急に全フロアにお客様が入っても対応できるように、念のためにスタッフを一律で多く揃えて待機させておく必要があって、無駄な人件費がかさむ原因になっていました。
ネット予約が全体の予約の50%以上に増えたことで、「事前に状況が分かっている予約のお客様」がベースになりました。その上で、未来の予約状況やフロアの埋まり方が、手元のスマホやPCのスケジュール表で一目でクリアに把握できる。
事前に未来の予測がしっかり立てられるようになったおかげで、「この日は予約が少ないから2階までの営業にしてスタッフを絞ろう」「この日は満席だからシフトを厚くしよう」という判断が、シフトを組む段階から圧倒的にしやすくなりました。
おかげ様で今年は今の段階(取材時:12月1週目)で、クリスマスまで予約で埋まっている状態なので、そこは迷いなくシフトを満タンで組める。スタッフたちも稼げるんで喜んでいます(笑)。
お店の良さを世の中にうまく発信できずに悩んでいる店舗にこそ、おすすめしたい
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今後はさらに新しい仲間を増やし、営業時間を延ばして、毎日満席になるお店を目指したいです。やっぱり、どんどん若い世代のお客様に来てもらわないと、店って長く続かないと思っているんです。
伝統を守ることも大切ですが、時代に合わせて変わっていかないといけない。幸い、うちの店には今、新入社員や僕の後輩にあたる若いスタッフたちも入ってきてくれています。
長年お店を支えてくれている年配のベテランスタッフたちの力を借りながら、同時に若い子たちの知識や感性もしっかり取り入れていきたい。ベテランの安心感と若い力の熱量を掛け合わせて、この先もずっと愛され続ける「あじ処 なる」を繋いでいきたいですね。
【編集後記】
創業48年という輝かしい伝統と、親会社の酒蔵が守り続けてきた確かな品質。それらを守るだけでなく、「次の世代へ繋ぐために、今自分たちが変わらなければならない」と考え、社内を論理と熱意で説得した小川様の姿勢には、感銘を受けました。
実は今回のインタビュー取材を行っている最中にも、お店の電話には団体予約の問い合わせが度々入っており、食べログを通じて高まった「あじ処 なる」様の圧倒的な注目度を、私たち取材班も肌で実感する時間となりました。
時代が変わっても愛され続ける店づくりのお手伝いを、食べログはこれからも全力でサポートしていきます。インタビューにご協力いただいた小川様、本当にありがとうございました!
| 老舗の酒造蔵元直営店! 60cmの大鍋で煮込んだ関西風おでんは、出汁の染みた味わいが自慢。休日や仕事帰りなどに、ぜひご利用されてみてください! お店の詳細やご予約はこちらからお願いいたします。 |